ランキングからわかる降圧剤選択の傾向と眼底検査

降圧剤の使用は高血圧治療の上で重要な役割を果たすものです。高血圧は血圧が高い状態が維持されてしまっている病気であり、血圧が高いことによって血管や心臓に負担をかけ続けることになります。それに対して人間の身体が順応していくために、血管壁を徐々に厚くしていくことで圧力に耐えられるようにしようと身体が変化していきます。こういった順応によって肥厚した血管壁はもろく硬くなってしまいがちであり、動脈硬化をもたらすことになります。動脈硬化によって血栓が生じやすくなったり、裂けて出血するリスクが高まったりしてしまうため、高血圧から動脈硬化を経て様々な疾患につながってしまうのです。そのため、降圧剤を用いて血圧を正常域にコントロールするというのは高血圧治療の基本であり、同時に眼底検査等によって動脈硬化の有無を確認していくことが大切になります。
実際の医療現場では降圧剤の選択はあまり容易でありません。どの降圧剤が最もよいかということは試行錯誤による部分も多く、現場での経験としてよりよいと思われるものが用いられることになります。その使用実績についてのランキングも公開されています。そのランキングによるとARBが現状としては第一選択薬となりやすく、ランキングの上位を占めています。これは比較的新しい医薬品であり、副作用が少ないことに起因しています。一方、古くから用いられてきている医薬品も上位に散見され、使用実績があるということが重要視されている様子もランキングから窺い知ることができます。
一方、眼底検査等によって動脈硬化が疑われた場合には薬剤の変更が行われることがあります。血栓が発生することを予防したりするなどの次の疾患が生じるリスクを下げる必要があるからです。眼底検査等を定期的に受けてより適切な医療を受けられるようにするのは健康の維持のために重要となるのです。